購入する土地を決めたのは４つめでした。

１つ目は、１５軒くらいの分譲地で、場所は良かったのですが、建築条件付きの条件が外せなくて諦めました。

２つめは、土地が線路に隣接していて、かなり電車の音が大きく響くので、却下。もう１件は、ネットで見た感じは良かったのですが、国道の近くにあって車の抜け道になっていて車どおりがとても多いのが気になり、NG。

土地が安いのは、それなりの理由があるものです。

４つ目の購入した土地も、当初、いくつか難点がありました。

条件の概要としては、広さ３２坪強、建ぺい率／容積率が５０％／１５０％、これは建物も３２坪の２階建てが建てられるという私たちの希望に合うものでした。

また駅から徒歩１０分以内で、近くに日用品の買い物ができるドラッグストア、スーパーがあり、小学校や病院も近いので、小さい子供がいる私たちには生活しやすい条件で、価格も３０００万円という予算内に収まるものでした。

ただ、難点が３つありました。

１点目は、家の前が私道で持分がないこと、２点目は、隣地と境界確定がなされていないこと、３点目は水道管の口径が１３ミリ（普通は２０ミリ）で２階での水が使用しづらいかもしれないことでした。

工務店のアドバイスで、１点目は、所有者に通行・掘削許可証を購入前にもらうこととして、２点目は、前の所有者に境界確定をしてから所有権移転するよう交渉することで、解決しました。

３点目は、２階リビングにしなければ生活に支障はないだろうということで、１３ミリでも問題ないという判断をしました。
（運がいいことに、その後行政が偶然にも老朽化したため２０ミリに変更する工事を行ってくれて、住む時点では２０ミリになっていました）。

こうして、本格的に家探しを初めて半年ちょっと経った２０１０年の年末ぎりぎりに、土地の売買契約をして、注文住宅を建てる準備は整いました。