さて、2011年3月末、いよいよ建築に着手しました。
最初に地鎮祭をやりました。神主さんを呼んでお祓いをしてもらい神様にお供え物をしたのですが、工務店がすべて用意してくれたので、こちらは数万円のお金を用意するだけ。
関東圏に住んでいる妻の両親も来てくれて、やらない人もいるようですが、イベント好きの私には、楽しく、いよいよこれから自分たちの家が建つんだなあと思うと感慨深くもあり、いい記念になりました。
さて、建築の工期は、4ヶ月ほどで完成する計画で3月末に始まりました。
住んでいた賃貸の家から新居予定地までは、バスと電車を乗り継いで1時間弱、子連れで行くのは大変なので、毎週土曜日だけ、お茶やコーヒーと、ちょっとしたお菓子を大工さんに用意して、昼休みごろを見計らって見学に行き、大工さんとお話をしたりしました。
また、これ以後の工務店との打合せは、建築現場で2週間に1回のペースで行いました。
実際のできあがり途中の家を見ながら、コンセントの位置や照明、収納の中の形、造りつけの家具をどうするかなど、また、外壁の色も、実際に家の前で大きなパネルを並べて比較しながら選択でき、これはとてもよかったです(他のハウスメーカーなどでは、事前にすべて打合せで仕様を決めてしまい、あとは現場では見学できるだけというのも多いようです)。
注文住宅で工務店を選ぶ際に、このあたりのことがよく分かっていなかったのですが、間取りを決めたあとのインテリアなどをどうするかといったところはセンスが問われて、満足度を上げるためにはとても重要です。
このあたりは、おそらくハウスメーカーのほうがセンスはいいのかなという感じはしました。
我が家は、自然素材の木の感じがあらわれる素朴な感じにしたかったので、工務店の提案は、概ね趣味にあったものでよかったですが、照明プランとか、壁紙をどうするかあたりは、自分たちで積極的に考える必要がありました。
工務店とは、平日は基本的にメールでやり取りをし、詳細やニュアンスが分かりにくいところは電話で話をする、そして週末の実際の打合せで再確認したうえで作業を進めるというやり方でした。
担当者の認識と違ったりしている点もあり、こちらが伝えたはずだと思ったことが抜けていたりもしたので、都度確認したうえで進めていくやり方は良かったと思います。
もっとも、自分たちも、きちんとやりたいと思ったことはメモして打合せに臨む必要はあるように感じました。
こうして、特にこれといったトラブルもなく、予定通り7月末に完成し、8月上旬に引渡し、引越しすることとなりました。